'99ワールドグッピーコンテスト
![]() スネークスキンレース 出展者/Hans Grossmann(ドイツ) ![]() キングコブラ 出展者/丸尾和彦 |
WGCに出展される魚を全体的に評価するならば、まず日本人ブリーダーが連続して上位入賞を果たしているように、日本の水準の高さを感じる。北米のブリーダーはWGCの基準(EGAのルールと同様)を十分に理解できておらず、魚齢1年を超える大型個体の出展が多く、シェイプ重視のルールに合っていないようである。今後、WGCに対する傾向と対策を協議すれば、彼ら本来の実力が発揮されることだろう。反対にヨーロッパから出展されたグッピーは、ボディが小さく物足りない印象を受ける。これはブリーダーの平均年齢が高いという事情に起因するのだろうが、給餌や換水の頻度が少ないというのが理由である。ソードやラウンドテールに関しては優れた品種が多いものの、デルタテールで上位を狙うには、若くパワーのあるブリーダーの台頭が待たれる。 だが、今回最も驚かされたのは、ブラジルのグッピーの美しさである。C.C.Gは設立されてからまだ日が浅く、会員も短期間で集まったため、日本の一般家庭で見られるような、シンガポール産グッピーなどのミックスを同一水槽で飼育する人ばかりと思っていた。ところが、ブラジルでは東南アジア産の安価なグッピーを輸入することが、法的に難しいという事情があり、アメリカのショーグッピーを個人的に輸入し、増やしたものが種親となっている。また、当時の恵まれた環境ゆえに、インフゾリアやミジンコが彼らの庭のたたき池で自然に沸いており、それらを餌にできるという点も大きい。会場内に設置された手作りの大きなガラスケースの中を悠々と泳ぐ、大きく美しいグッピーを見て、近い将来、ブラジル産グッピーがWGCを席巻するだろうという期待を持った。 国際大会という性格上、日本のブリーダーがWGCで争うのは大変かと思う。しかし、'98年の第3回大会に続き、今回も総合優勝を果たした水口隆弘氏のように、世界的に見ても日本のブリーダーの実力は極めて高いと言える。 |
![]() モスクワブルー 出展者/水口隆弘 (前回のアメリカ大会の総合優勝受賞魚の系統。 本大会はペア部門で優勝) |
![]() RREレッドテール 出展者/北野正勝 |
![]() ハーフブラックイエロー 出展者/kathy Heern(アメリカ) |
![]() ブロンドパステルホワイト 出展者/Frank Chan(アメリカ) |
![]() ハーフブラックAOC 出展者/James Alderson(アメリカ) |
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