’96ワールドグッピーコンテスト


●日時:1996年10月27日
●於:アジア太平洋トレードセンター内
    情報遊園地アティオ


ワールドグッピーコンテストについて

情報遊園地アティオ。ここが'96ワールドグッピーコンテスト入口。
 去る96年10月27日(日)、大阪・南港のアジア太平洋トレードセンター内情報遊園地アティオで「'96ワールドグッピーコンテスト」が開催された。
 同イベントは、名称こそ「グッピーコンテスト」と銘打たれてはいるものの、その実態は、@国内有名アクアメーカーによるブース出展、Aアメリカ、ドイツ、台湾、シンガポールなど諸外国産グッピーの参考展示、B諸外国からの審査員も加えた審査員団により審査される国内グッピーコンテスト、という三つの要素により構成された催物である。いってみれば、グッピーを主軸として展開された大規模な国際イベントといったところである。



会場内は諸外国産グッピー展示コーナーと国内グッピーコンテストコーナー、卵生メダカ展示コーナーやメーカーブースコーナーなどに分かれていた。

開会挨拶を述べる主催者・西原秀治代表。


ドイツ・グッピー界の概略
 ドイツイエロータキシード、シメルペニッヒなどといった、わが国でもよく知られる血統の礎の数々を生み出した国、ドイツ。
 現在、この国ではDGF、GGD、DGLZといったいくつかのクラブが活動しているが、そのいずれもがEGAの傘下にある。と同時に、どのクラブもIKGHにも加盟している。
 このように、同じホビーの愛好者同士が国境を越えた連携を保てるのは、単にヨーロッパ各国が地続きであるとか、それぞれの国の言語が日本語と英語ほどかけ離れていないといったことだけによるものではないようだ。まず何よりも、同じホビーを愛する者同士という国籍を超越した共通の意識に加えて、若干の自己犠牲の精神なくして、このような連携は保てない。
 欧米のどのクラブの場合も、会員の一人一人が主権を有する民主的な運営形態をとっている。つまり、クラブの運営に会員の意見が直接反映されるわけだ。この面で会員個人個人の責任は重い。一方、民主的運営であるがゆえに多数決原理も徹底されており、少数意見や個人のわがまま的意見といったものは、当然のことながら表面化してこない。
 この多数決原理の部分で、会員には「若干の自己犠牲の精神」が要求されるわけだが、民主主義教育が普及し、(仲間への)公共奉仕意識が高い欧米だからこそ、クラブを中心とした結束と奉仕の精神に基づいたクラブ運営がスムーズにおこなえるといっても過言ではないだろう。
 また、特にドイツの場合、国産(もちろんドイツ産ということである)グッピーは原則として店頭での販売対象とはなっておらず、もし販売されるようなことがあっても、それはコンテスト級とはかけ離れたような個体であることがほとんどだそうだ。価格にしても、品質相応に安価だという。このような業界状況も、クラブ運営に向いた環境を生み出しているようだ。
 つまり、プロ(ショップを有する)とアマの間にハイアマ(本来ホビーであるべきもので金品を得る)が存在しないという点が、非常にすっきりとした業界構造をもたらしているのである。だからこそ、クラブのような公共性の高い組織の健全な運営が容易になっているともいえよう。
 「隣の芝生は青く見える」のたとえではないが、もちろん、ここまでの記述は、わが国のクラブや業界構造などを批判しようとしているわけではない。あくまでドイツを中心とした、欧米のグッピー事情についての一考察である。日本には日本の業界構造があり、その実情に相応しいクラブ運営の在り方もある。だからこを、現在、国内では多くのグッピークラブが活発な活動を続けることができているのだ。

潟jッソーのブース


ジェックス鰍フブース。


潟fュプラジャパンのブース。


潟Iリエンタルアクエリアム、潟tレックス、
大化鰍フブース。

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