第6回 ワールドグッピーコンテスト 2001 in チェコ・プラハ 

ワールドグッピーコンテストとは?
  グッピーコンテストほど熱帯魚のコンテストの中で盛んなものはない。その歴史も古く、ヨーロッパでは20世紀初頭頃から開催されていた。また北米ではIFGAという各地区のクラブの統一団体があり、それぞれの団体が地区の代表を送り出し、トーナメントで年間のグランドチャンピオンを決めていた。アジアにおいては、唯一日本だけが、グッピー専門店などのリードで盛んにコンテストを行っていた。
 しかし、90年代に入り、台湾で日本産のグッピーブームが起こり、徐々に専門店ができてコンテストが開かれるようになった。さらに中国語によるアクアリウム雑誌の普及によりシンガポール、タイ、香港などにグッピークラブが作られ、その知名度は飛躍的に伸びた。この流れはまだ現在も続いており、今後も経済状況の上昇とともにアジア全域に広がっていくものと思われる。
 そんなワールドワイドなグッピーブームに後押しされて1996年、初めての国際的なコンテストであるワールドグッピーコンテスト(以下WGC)が日本で開催された。この時は明確な国際基準もなかったために、日本のグッピーは審査によって決められ、諸外国からのグッピーは来場者の投票によって入賞を決めていた。しかし、ワールドグッピーアソシエーション(WGA)によって国際審査基準が設けられている現在では、ヨーロッパの各グッピーコンテスト、そしてWGCもこの基準を用いている。


大成功・・・そして
  この日本で開催されたWGCには、さまざまなグッピーが集まった。初めて日本にやってきた諸外国のグッピーたち、なかでも日本のものよりふたまわりも大きいアメリカ産のショーグッピーは素晴らしく目を引くものだった。500ペアを越える出品のもと、盛大に開催されたWGCであったが、この時は一大会で終わるはずであった。
 ところが、すでに普及していたインターネットにより、WGCはまたたく間に世界中のグッピーブリーダーに知られることになった。そして開催後多くの国のグッピークラブから開催希望が、主催であったアクアブリーダーズクラブに殺到した。このようなコンテストがいかに世界中の人から熱望されていたかがわかる出来事である。
 その後WGCが開催される国は、第一回の日本以降先進国での開催が主だった。しかし二年前のブラジル開催で、それまで大きなグッピークラブのなかったこの国に、会員数300を越えるクラブを設立させるきっかけになった。この成功が途上国でWGCが開催されることの重要性と効果を認識させることとなった。
 さらには一昨年、ウィーン大会でポーランド人が優勝したことによって、東欧のブリーダーとの交流が活発になり今回のチェコ開催にこぎつけることになった。今やWGCはグッピーという魅力あふれるひとつ趣味に、国境も人種も越えて人々を集わせるすばらしい催しへとその姿を変えている。




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